THE 100 YEAR LIFE
10年近く前に父親に勧められて、ずっと本棚の奥に鎮座し続けた400ページ弱の英語の本。最近になって改めて読破しようと決めて、ようやく半分を超えてきました。
内容は、今後平均寿命が100歳に近づく(現在は日本の平均寿命が84歳)中で人はどう生きるべきかというもの。
前半のテーマは「働き方」についてで、これまでの10代での学習→60過ぎまで同じ職場で労働→悠々自適な老後生活、という3ステージの人生設計はワークしなくなってくる中、「新たな仕事を見つける能力、友人・家族関係などの精神的充実を図る要素などの無形資産」をいかに維持・向上させ続けるかが重要になるというもの。間違いなく起こる社会変化ではあり、同意しかねる部分もあるものの、考えさせられる部分が多い。
中でも印象的だったのが、「生きる時間は長くなるが、<自由>に使える時間が多くなる実感はあまりないだろう」といった内容。歴史的に見て、現代人の労働時間は短くなっているが、(私を含む)多くの人が時間に追われながら生きている。私は常に「人は無いものねだりな生き物」と感じているが、時間についてもまさにそうだろう。
一方、今の毎日に本当に時間は足りないのか?改めて考えてみると、実際にはそんなことはないだろう。
仮に一日が27時間で、あと3時間余計にあったら、毎日何をするだろうか。それは、今の生活の中では絶対にできないことだろうか。
工夫次第で、自由時間はいくらでも増やせるということに改めて気付き、毎日をもっと真剣に生きようと思いました。
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