LIFE 3.0を読んで

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評価

面白さ   ☆☆★★★
勉強になる ☆★★★★
総合評価  ☆☆★★★

概略、あらすじ

導入部分は、超人的な能力を備えたAIを開発した民間企業を中心とした、仮想世界の物語。
あくまで仮想ではあるものの、ありそうなストーリーではあり、引き込まれます。
そして、超人的AI誕生の可能性や、それに備えることの重要性について警鐘を鳴らすような内容。

ここから、生命体のステージ(単一の機能しか持たない単細胞生物=Life 1.0、生きているうちに学習(ソフトウェアをアップデート)できる人類を含む生物=Life 2.0、ソフトだけでなく身体事態をアップデートする生物?サイボーグ?=Life 3.0)の定義など(ここまでは理解できる)から、「生物」を物理法則を利用して定義するフェーズで「機械」と「生物」の境を探求。

さらに物理法則から、AIやひいては宇宙の(何十億年先までもの)将来予測にまで展開(ここまでくるとほぼ理解できず)。

感想

上記の、一章、二章目ぐらいの内容までは、ぎりぎり理解でき、それなりに面白いと思える内容でした。
この本を読むまで、そこまでAIについての知識もなく、深く考えたこともなかった自分にとっては、新たな世界が見えるような内容。

ただし、そこから後半になるにしたがって、より複雑な(?)物理法則を用いて、(何千年~何十億年)もの将来にわたるまでの未来の話になり、根拠となる物理法則も遠い将来の話も自分には理解できず、また無関係のことのように思えて、退屈になっていきました、、

ある程度物理のバックグラウンドがある方や、「少し賢くなった気がする」を味わいたい方にはお勧めできますが、そうでない方には退屈かもしれません、、
頑張って理解できる部分まで読んだら十分で、最後まで頑張って読み切る必要はないようにも思いました。


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